シャンプー時のブラッシング。髪の汚れを取り除き、頭皮の毛穴洗浄やマッサージ効果もなんだかありそうですよね。トリートメント時のブラッシングも髪がさらさらになってつるつるになりそうで髪によさそう(*‘ω‘ *)
実際私も母親のススメでやっていた時期がありました。
今思うと(; ・`д・´)!!!やめて~~~!!と悲鳴をあげてしまいそうです!!
では、なぜだめなのでしょうか。なぜなら髪のしくみはこのようになっていたんですね。
髪の断面図
髪は外側から中心に向かって、キューティクルと呼ばれている『毛表皮』、コルテックスと呼ばれる『毛皮質』、メデュラと呼ばれる『毛髄質』の3層からなります。
キューティクル(毛表皮)
この言葉はCMなどで耳にして、誰もが知っているでしょう。キューティクルは髪の表面をうろこ状に覆って形成されています。
髪内部のたんぱく質である、ケラチンや水分を保護する役割をしていて、キューティクルが整っていてはじめて髪にツヤが出ます。
コルテックス(毛表皮)
キューティクルの内側にあり、髪の内部のほとんどを占めます。髪の色や太さ、強さなど決定づけているものです。髪の水分量をコントロールしている部分でもあり、健康な髪だと、水分が11~16%に保たれています。
シャンプーなどで髪が濡れると、水分は一気に35%前後まで増え、『膨潤』(ぼうじゅん)と呼ばれる状態になります。水分を含んでいるのはコルテックスだけですので、このときに無理にブラッシングをするとキューティクルが無理に伸びることになり、傷つけてしまいます。
一度傷ついたキューティクルやコルテックスが元に戻ることは容易ではなく、傷ついたキューティクルからタンパク質や水分が出てしまい、髪のハリ・コシがなくなるばかりではなく、パサついて枝毛、切れ毛が増え、毛先も赤っぽくなってきます。なので、髪を洗った後は、タオルでやさしく包み込み、ポンポンと水分を取りましょう。
メデュラ(毛髄質)
髪の芯になる部分で、内部の中心にあります。多くの気泡があり、空気を含んだ状態になっていて、メラニン色素を含んでいます。全ての髪にメデュラが含まれているわけではなく、全くないもの、途中で途切れているものなどがあり、太い毛には多く含まれていて、反対に細い毛には少ないものになります。それより細い産毛や赤ちゃんの毛には、ほとんど含まてれいません。
入浴時のブラッシングよりも効果のある美髪の育て方
以上の通り、水分を含んだ髪をブラッシングすることは髪にとってはよくありません。しかし、丁寧にブラッシングをのはとても良いことです。タイミングが重要だったんです!⇒正しいシャンプーの方法