”百害あって一利なし”といわれるタバコは実は、薄毛の原因になります。 タバコにはニコチン・タール・一酸化炭素などの有害物質が200種類以上含まれており、その中には薄毛の原因となるものもあります。
タバコが引き起こす薄毛になる4つの要因
①頭皮の血行を悪くしてしまう
②ビタミンCの消費
③肝臓の機能低下
④男性ホルモンの分泌を上げる
①頭皮の血行を悪くしてしまう タバコに含まれる有害物質のひとつであるニコチンは、血管を収縮させる作用が非常に強い。これにより血管が細くなり、血流が悪くなる。 そうして、必要最低限の栄養も”毛根に届けられない”状態になります。結果、栄養不足に繋がり抜け毛の原因になります。
②ビタミンCの消費 ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。 肌にハリを持たせたり、シミを予防する美容効果や、免疫力を高めて風邪をひきにくくする効果、ストレスに対する抵抗力を高める効果など、様々な働きをもっています。 喫煙する際、ビタミンCは体内に入る有害物質を分解するため”免疫細胞活性化”に使われます。 この時ビタミンCを大量に消費することで、本来ビタミンCが持つ効果を得ることができず頭皮環境が悪化し抜け毛に繋がります。
③肝臓の機能の低下 肝臓は体の中でも重要な臓器で、食べたものを栄養分に変える役割があります。 喫煙をすることで、体内に有害物質を取り入れてしまい肝臓の機能が低下します。当然、機能が低下した肝臓では栄養の変換率も悪くなり、頭皮だけでなく体全体に必要な栄養が行き届かなくなり、薄毛の原因になります。 また、喫煙は肝臓病の危険因子の1つになるので注意しましょう。
④男性ホルモンの分泌を上げる 喫煙することで体内のホルモンバランスがくずれ、男性ホルモンが増加・女性ホルモン減少します。 男性ホルモンはAGAを進行させる原因であり、女性ホルモンは髪の毛を健康的に成長させるうえで必要不可欠です。 また、近年の研究でも、喫煙によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」や、その他男性ホルモンの量が増加することが確認されています。 つまり、ジヒドロテストステロンが増加するということは、脱毛要因を増やすことと同じであるため、喫煙=薄毛の原因に繋がるのです。